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バス 知らない歌 知らない場所 知っているような色 見えない景色 流れる広告 病気 見つめる手元 手のひらの上の窓 揺れる空 雨粒 跳ねる水滴 照らすライト 動く世界 詰め込む足元 曇り空 拾う足跡 選択肢 明日 明後日 未来 過去 無色透明無味無臭無 無色透明     透明透明ㅤ透明とうめい ㅤ透明 トウメイ 透            透明透明透明透明

 

透明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何もない 

 

 

 

 

 

 

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朝つゆが揺れる葉の陰、日が落ちる瞬間、誰もいない公園、夕立、崩れる空、白い息だけが起きている真夜中、雨の音、紺から淡い水色になっていくカーテン越し、一定のリズムを取る水道水、遠くから聞こえる始発、踏切、ゆるむ視界、手の平の上バッテリー100%の表示でぼんやりと光る小窓、断片的な君との会話、そういう誰もが見逃してしまうようなやわらかい日常を見逃さずにいたいし自分もそれに溶け込んでいたい、誰かの手が届かない場所にいたい、ややこしくて難しい話じゃなくて、下手とか上手とかじゃなくて、効率的かどうかじゃなくて、正しいか正しくないかじゃなくて、世間じゃなくて、年齢じゃなくて、もっともっともっと向こう側を真っ直ぐ見据えていたい、ずっと向こうを見ていたい、これからも、きっと

 

 

12060237

大人になると言葉にするなんて単純で簡単なこと、理由をつけてなくしてしまうんじゃないかって、こうやって文字を重ねてる今だって恥ずかしい記憶の1つとして、どこかにしまわれてしまったら悲しい、というより少し怖い、 貪るように過ごす日常だって、子供の手からするすると離れていく風船みたいになるんじゃないかって、周りの騒音全てを掻き消す突然湧き上がる強い気持ちも、急に涙が出てくることも、腐る程ある感情全てに名前をつけて本棚に並べてしまう未来も、そんなすべてを睨むんじゃなくて、本当はもっと優しくなりたいのに、と思う、うまくいかないなあと、後悔と失敗とごめんとありがとうと君がいたってことと、

 

 

 

2:17

ねむれない夜は家を抜け出して近くの神社とかお墓がある小さい山、公民館の裏なんかに行く、1人だったり2人だったり、そんな癖がついてしまってから四捨五入すれば10年ぐらい経ってしまった、発電式懐中電灯の不安定な明かりはiPhoneの無機質な光に変わってしまった、今晩も街灯や月の光が当たらない場所を探してふらふらしている、田舎なのでもともと街灯の数は少ないけれど人工的な光はクラスメイトにみえてこわい、だから逃げる、昔と比べれば随分口は達者になってへらへら笑えるようになったけれど自分はまだ強くなりきれてないのかもしれない、凝視していたら月は慌てて隠れてしまった、小さい頃おばあちゃんの家で棚から落として割ってしまったオルゴールの中身みたいな星空、空気が肺に張り付く季節は特に小さい頃の記憶が鮮明になる、息は白くなって町に溶け込む、明日は国語のテスト、漢字にすごく弱いので小学校低学年の頃から毎週のように再テストで居残りしていた、お母さんにバレると怒られるからプリントはいつも紙飛行機にして神社の雑木林の中に飛ばすか小学校の裏庭の壊れた百葉箱の中とか給食室裏の大きいゴミ箱に捨てていた、冬は帰り道に雪の中に埋めたり、2時はおばけが起きる時間、トイレに行けなくなる前にそろそろ帰ろうかな、

 

 

 

 

白昼夢

感情が腐乱していく、ノートの罫線は全て絡まりほつれ、白いページは空想がぜんぶ食べた

 

知っている、頑張らなくちゃいけないってこと、カラープリントを顔にくっつけた生活に戻らなければいけないこと、ちゃんと知っている、隣の家主が飼い犬に怒鳴っている声が聞こえる、自分が凄く怒られているような気分になって惨めだ、感情と建前と体が仲良くしてくれない、他人に干渉する余裕がない、そんな感じの日が続いていてうまくいかない、弱い弱い自分が大きくなっていく、物事が悪い方向へ流れていくのを昼間から家のベランダに腰掛け横目で見ていた、

 嫌なものを嫌と言えなくなったのはいつからだっけ、平気で嘘をつくようになったのはいつからだっけ、空き地に積もった雪の上に1人寝転んだ時、空の青や肺に沁みる空気に感情の収集がつかなくて泣くことがなくなったのはいつからだっけ、大人ににることを受け入れ始めたのはいつからだっけ、

 

 もう少し歳をとると綺麗なものが見えなくなってしまうらしい

 

 

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何か喋るにしても書くにしても上手いことおわりを作れなくて、結局いつも読点で文章を終わらせるのは悪い癖だと思う、むかしから文で丸を使うのが嫌いっていうのもあるけど、twitterの下書き、メールの下書き、メモには大量に消化されなかった文章が転がっていて虚しいような勿体無いような気分になる、読点で終わらせる癖、地に足がついてないように歩いている自分をそのまま文面に出したみたいでくるしい、くるしいっていう感情があてはまるかはよくわからないからもっと国語を勉強しないとなあと思う、強くならなくちゃいけないと思う、頑張らなくちゃいけないと思う、思う思う思う思う、最近体で行動するより先に感情が前に前に行ってしまって自分の首を絞めてるみたいでくるしい、これはほんとにくるしいかもしれない、自分のことなんて自分でしか分からないのに誰かに問いかけて答えを待って一体私は何に向かっているのかたまにわからなくなる、やだなあ、

ただの日記

今日は3月21日、天気は晴れ、風が少しつめたかったけど過ごしやすい1日でした、午前中は何数時間少しだけ学校でデッサンをして帰りました、
帰る途中アネモネが欲しくて行きつけのお花屋さんに寄りました、お花を包んでくれている時、おまけね、とかすみ草とブプレリュームを何本かつけてくれたうえに50円値引きしてくれました、私の行きつけの花屋さんはボロボロで、自動ドアのくせに手動で開けなきゃいけないようなお店だけどマスターもお姉さんもおばあちゃんもみんな私に優しくて大好きですわたしの周りには優しい人が沢山いて幸せです、
帰ってお花をいけてから、家が近くの大好きな先輩に、お散歩しませんか?とメールしたらすぐにok返信がきて、お散歩することになりました、先輩は同じ美術科で専攻も同じ日本画です、保育園から一緒で、いつもツンツンだけど本当はすごく優しくて良い匂いがして八重歯がかわいくて料理がにがてで長い髪の毛をみつあみにしている大好きな先輩です、
先輩とは中学生の頃からよく学校帰りにお散歩して近所の猫を追いかけまわしていました、お散歩コースも大体決まっていて、途切れることなくお喋りしながらいつもと同じ道を並んで歩きました、すずめ可愛いね、とか、昼間なのにもう月が見える、とか、ここの道は梅雨になるとあじさいが綺麗だね、とか、絵の話をしました、
話しているうちに、先輩は今年美大を浪人するから忙しくなって、もうこれからこうやって2人で並んで歩くこともなくなるのかな、とか考えるとちょっと泣きそうになりました、泣きそうになっているのがばれたくなかったので、ちょっと後ろを歩きました、
相変わらず空は私の感情にお構い無しに晴れていて、でも、こうやってずっと、これからも、私は大好きな人の背中を追いかけていけることは幸せだとおもいました、幸せなんて、曖昧でありがちな話だけど、今は幸せだと思いたいし、本当は全然幸せじゃなくとも、せめていつも笑顔で自分ぐらいは、自分が幸せだと思えるようになりたいなあ、今日はちょっと疲れたからもう寝よう