12060237

大人になると言葉にするなんて単純で簡単なこと、理由をつけてなくしてしまうんじゃないかって、こうやって文字を重ねてる今だって恥ずかしい記憶の1つとして、どこかにしまわれてしまったら悲しい、というより少し怖い、 貪るように過ごす日常だって、子供の手からするすると離れていく風船みたいになるんじゃないかって、周りの騒音全てを掻き消す突然湧き上がる強い気持ちも、急に涙が出てくることも、腐る程ある感情全てに名前をつけて本棚に並べてしまう未来も、そんなすべてを睨むんじゃなくて、本当はもっと優しくなりたいのに、と思う、うまくいかないなあと、後悔と失敗とごめんとありがとうと君がいたってことと、