ことのは

前に一回だけだけど、放課後1人で小学校の窓から嫌なこときらいなこと、プリントの裏に小さく書いて、紙飛行機にして沢山飛ばしたことがある、校庭に散らばった紙飛行機、ほったらかしにしてたら先生にばれて怒られちゃったなあ、その時私は何を悩んでたとか何が嫌だったかなんて1つも覚えてないけど、自分ごとどこかに放り出された気分になって、よく分からない気分になったのだけ覚えてる、その頃はケータイ電話なんて持ってなかったし、ツイッターもしてなかった、小さい自分なりに、もやもやの発散方法を試行錯誤してたのかな、いまわたしがツイッターでやっていることも同じだと思うし、アカウントやツイートの数は沢山飛ばした紙飛行機と同じなのかな、でも本当は湧いてきた詩とか、宙に浮かんだ単語は電子化するまえにノートに書き置きしたい、活字が好きだ、いつかSNSのない場所に行きたい、電波に侵されていない場所に行きたい、SNSが一居場所になっている今の私じゃ、そんなこと弱くてできないだろうけど、SNSに浸されていないあの子の横顔は凛として綺麗だったなあ、なんて思い出す、でもとにかく今は、どんな形でも、伝えよう、私の言葉で、


すごくむずかしいことだけど