‪自分は一体何が見えているんだろうか‬‪前を見据えられているんだろうか‬ 何処に立っているんだろうか 進めているんだろうか まだ足元を睨んでいるんだろうか 過ぎ去った季節にしがみ付く 言葉が軋む 視界は揺れる

よるのゆめ

自分は今年の2月20日に一度死んだ 丁度卒業式の一週間前だった 卒業という行事はあまりにも単純で簡単で全てを終わらせるには本当に都合が良かった、大人になるのは20歳だけども高校を卒業してしまえばきっともう周りは大人になっていた、本当に大人になって…

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バス 知らない歌 知らない場所 知っているような色 見えない景色 流れる広告 病気 見つめる手元 手のひらの上の窓 揺れる空 雨粒 跳ねる水滴 照らすライト 動く世界 詰め込む足元 曇り空 拾う足跡 選択肢 明日 明後日 未来 過去 無色透明無味無臭無 無色透明…

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朝つゆが揺れる葉の陰、日が落ちる瞬間、誰もいない公園、夕立、崩れる空、白い息だけが起きている真夜中、雨の音、紺から淡い水色になっていくカーテン越し、一定のリズムを取る水道水、遠くから聞こえる始発、踏切、ゆるむ視界、手の平の上バッテリー100%…

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大人になると言葉にするなんて単純で簡単なこと、理由をつけてなくしてしまうんじゃないかって、こうやって文字を重ねてる今だって恥ずかしい記憶の1つとして、どこかにしまわれてしまったら悲しい、というより少し怖い、 貪るように過ごす日常だって、子供…

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ねむれない夜は家を抜け出して近くの神社とかお墓がある小さい山、公民館の裏なんかに行く、1人だったり2人だったり、そんな癖がついてしまってから四捨五入すれば10年ぐらい経ってしまった、発電式懐中電灯の不安定な明かりはiPhoneの無機質な光に変わって…

白昼夢

感情が腐乱していく、ノートの罫線は全て絡まりほつれ、白いページは空想がぜんぶ食べた 知っている、頑張らなくちゃいけないってこと、カラープリントを顔にくっつけた生活に戻らなければいけないこと、ちゃんと知っている、隣の家主が飼い犬に怒鳴っている…

何か喋るにしても書くにしても上手いことおわりを作れなくて、結局いつも読点で文章を終わらせるのは悪い癖だと思う、むかしから文で丸を使うのが嫌いっていうのもあるけど、twitterの下書き、メールの下書き、メモには大量に消化されなかった文章が転がって…

ごめんね

喉に引っかかる言葉、私はおめでとうを言えなかった、祝福の言葉でさえ喉に詰まるようになってしまった、ぜんぶぜんぶぜんぶ悔しさと、ひがみだとか、妬みとか、やましさの中で、結局は誰かに褒めてもらいたくて、評価してほしくて、くやしくて、かなしくて…

またあした

痛みさえも、絵や言葉みたいに、形に、存在しているものに替えるいやしい私は他の人の目にどういう風にうつっているんだろう、と時々不安になる、隣の席の回答と自分の回答が合っているかを不安がる弱い弱い自分を、毎日毎日どうにかしようとどうにもしてな…

今までなんとかなるって思って、なんとかなってきた、まわりに流されうまい方法でなんとなくここまで来て、なんとなく何でも吸収してきたけど本当にそれでいいか分からなくなるときがある、今日も好きな人に渡すチーズケーキを失敗した、毎回目分量でも必ず…

ことのは

前に一回だけだけど、放課後1人で小学校の窓から嫌なこときらいなこと、プリントの裏に小さく書いて、紙飛行機にして沢山飛ばしたことがある、校庭に散らばった紙飛行機、ほったらかしにしてたら先生にばれて怒られちゃったなあ、その時私は何を悩んでたと…

よくばり

さみしくなってしまうことがよくあって、誰かと一緒にいてもさみしくなる、喋っていても寂しくなる、笑っていても寂しくなる、そんな積み重ねが毎日の笑顔の下のぎゅうぎゅうに小さくなってしまった弱い弱い自分が、毎日何回かひょっこり顔を出して、多分、…